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■マッチの作り方
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軸木用材である白楊、アスペン、サワグルミなどの原木を長さ約42cmに切断し、軸木の太さと同じ厚さにベニヤ状にむき、同じ太さに刻み、2.2mm角、長さ5cmの軸木を作る。軸木が燃える際燃えかすが落ちないように軸木を炭化させるため、リン酸アンモニアを浸透させるインプル加工を施す。これを乾燥させて軸木とする。
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酸化剤である塩素酸カリウムに可燃剤を加え、にかわで混和し、泥状の薬泥を作る。この薬泥に染料、顔料等を加えることによって薬頭を自由に着色できる。
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この工程は、そろえた軸木と薬泥を連続自動マッチ製造機に供給することによってできる。すなわち軸木はコンベヤ式プレートに自動的に立て並べられ、パラフィン浸透(炎が頭薬から軸木に燃え移りやすくするため、溶融されたパラフィンを約12mm浸透させる)、頭薬浸点、乾燥し、頭付軸木となる。
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商標や広告店名が印刷されている原紙を1箱の大きさに裁断し、製箱機で引出しも装入され、マッチ箱となる。
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発火剤である赤リンに助剤として硫化アンチモンを加え膠着剤で混和する。
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頭付軸木とマッチ箱を箱詰機に装てんし決められた本数の箱詰めがなされる。次に側薬が自動的に回転するブラシで塗布されヒーターで乾燥し、内包装、中包装、外包装をして出荷できる製品となる。
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マッチの製造工程
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成 分
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重量比
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頭
薬
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塩素酸カリウム
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50%
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硝子粉
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20%
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珪藻土
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7%
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雲母粉
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4%
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松脂
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2%
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にかわ
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13%
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その他
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4%
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側
薬
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赤燐
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54%
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硫化アンチモン
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19%
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膠着剤
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27%
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