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1827年イギリスのストックトン・オン・テースに住む薬剤師ウォーカー John Walkerが塩素酸カリウム、三硫化アンチモン、澱粉、アラビアゴムを頭薬とする摩擦マッチを作った。ヨーロッパの各地で製造販売されたが火付は良くなかった。1831年フランスのソーリア Charles Sauriaは黄燐を頭薬とするマッチを作り、またたくまにヨーロッパ中で作られるようになった。1845年オーストリアのシュレッター A.von Schrotterによって初めて赤燐が得られ、スウェーデンのパッシュ Gustat pasch、フランクフルトのボットガー B.Bottger等が側薬に赤燐を使い、発火部を頭薬と側薬に分離した安全マッチが出現した。これによって、スウェーデンはマッチ工業で世界首位の国となった。
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