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ロウマッチの擦り方
■人生マッチ箱説と芥川龍之介

芥川龍之介
 明治25年(1892年)〜昭和2年(1927年)小説家。『蜘蛛の糸』『河童』などを書いた。

 芥川龍之介の箴言集(しんげん・いましめの言葉)に『侏儒の言葉』というのがある。 これは大正12年から彼が死ぬ昭和2年まで月刊誌『文藝春秋』の巻頭に掲載された短文である。

 その「人生」という項に次の一文がある。

 「人生は一箱のマッチに似ている。重大に扱うのは莫迦莫迦しい。重大に扱わなければ危険である。」

 人はこの世に遊びにきたのだから、大事には肩の力を抜いて当たり、そうかといって小事であっても手抜きをせず注意深く対処する、という意味だと思う。

 この言葉を残した芥川龍之介本人は36歳で自死したのだから、力が入りすぎていて燃え滓となったということか?

 芥川龍之介の倍近く生きている私はその無知が幸福になっているわけだ。

参考文献
 『侏儒の言葉・西方の人』新潮文庫 昭和43年11月15日発行

黒田 康敬
2014年09月16日