■ソールスティッカンマッチとソールスティッカン財団
このマッチは「子供と高齢者のために」というスローガンが挙げられ、
マッチの売上の一部はスウェーデンでイベント運営に当てられています。
1936年スウェーディッシュマッチ社のセールスマネージャーであったマティアス・ハルグレン氏が
「従来のマッチより少しだけ高値で販売し、その収益を子供たちのイベントに使うこと」を
ストックホルム市長に提案し実現したマッチです。
ラベルはアーティストのエイナル・ネルマン氏が自分の子供をモデルにデザインしました。
この運営に当たるため、同じ1936年にソールスティッカン財団が創立されました。
ソールスティッカン財団の理事は、スウェーデン政府によって任命されます。
理事会は「子供および高齢者問題の専門家」によって構成されています。
創立以来70年間で財団は約20億円弱を寄付してきました。
ソールスティッカン財団の主な活動は設立当時、太陽や水遊び、新鮮な空気を楽しむ機会のない
都市近郊に住む貧しい子供たちを対象とした夏季キャンプへの経済的な支援でした。
今日では、障害や慢性的疾患のある子供たちや高齢者への支援を中心に活動しています。
これらの支援は、各種組織への寄付、またはソールスティッカン基金を通じた研究開発への寄付の形で行われています。
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黒田 康敬
2008年01月24日