■ロウマッチ立て
中央の楊枝立てのようなところにロウマッチを入れて、円錐形のところのギザギザで擦って発火させる容器です。
昼下がりの情事という映画の中でオードリーヘップバーンが男の誘いに一度は断りの手紙を書くが、その手紙を燃やす時に「ロウマッチ立て」からマッチを取り出し火を付けました。
写真のものは、1895年〜1930年代までのフランス陶器製。
1945年以降はギザギザの代りにマッチストライカー(赤リン)が塗ってあり、安全マッチも使える仕様になっている。(鑑定はパイプナイト 柘恭三郎氏)
黒田 康敬
2003年08月01日