■ロウマッチ ―― バードアイマッチ
S.A.W. (STRIKE ANYWHERE MATCHES)どこで擦っても火がつくマッチ。
硫化燐マッチは1898年フランスの H.Savéne(サベーヌ)と E.D.Cahen(カーエン)によって発明されました。
2人ともフランスマッチ専売公社の化学者であります。
この特許権をイギリスの BRYANT&MAY社が得て製造販売しました。
現在では北米のダイヤモンドマッチ社でわずかに製造されております。
頭薬は普通のマッチの頭薬の先端部に発火点の低い(93℃)硫化燐を目玉状に付けてあります。
これを正面から見ると鳥の目のように見えることから、バードアイマッチと名付けました。
黒田 康敬
2003年07月01日