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ロウマッチの擦り方
■附木(つけぎ)

 杉や桧の薄片の一端に硫黄を塗りつけたもの。

 明治時代になってマッチが普及する以前に、種火から火を移す時に、この附木を裂いて使った。

 ちなみに明治初年頃にはマッチのことを「摺附木」(すりつけぎ)とも呼んだ。

 写真のものは巾5p、長さ11pで6枚を藁でくくり、更に10束をたばねてある。

 附木を売り歩く人を「附木売」といった。

黒田 康敬
2000年10月01日