■プルマッチ
プラスチックの板 2枚の間に、短いロウ軸マッチ(パラフィンを浸透させた紙を巻き固めた軸)が、板から出た爪の間に13本づつ整然と並ぶ。
板の内側に擦薬が帯状に着いていて、軸を抜く時その部分に触れて発火する。
着火するときは、片手で軸木の部分をはさむように持って、軸木を思い切りよく引っぱる事が基本。
ソロリソロリ抜くと火がつかないまま出てくるし、火が着いてもモタモタしていると隣の軸に火が移り、一気に全体が燃えるので注意しましょう。
もともとはスイスの技術であるが、現在は中国の工場で作っている。
写真(下)は上側を無理やりはがし、軸が並んでいる状態が見える。
黒田 康敬
2000年4月1日