■防風マッチ
防風マッチは、防水マッチの機能プラス防風機能。
それは、軸木の半分くらいまで頭薬が着いていて、その部分が燃えている間は強風が吹いても火が消えないという全天候型のマッチ。
頭薬をコーティングしてある樹脂が溶けてバチバチ飛ぶので屋外専用マッチでもある。
88年まではブライアント&メイ社オーストラリア工場で、その後ポルトガルの工場で作り、94年からはスウェーデンマッチブタペスト工場で生産されている。
防風マッチは明治36年出版の少年工芸文庫に、フランス製の防風マッチのことが記されているので、そんな100年も昔からずっと作り続けられていることが分かる。
(写真のラベルは日本で貼ったもの)
黒田 康敬
1999年12月1日