■防水マッチ
15分間水に浸しても、水を切って乾かせば火がつく高機能なマッチ。
ちなみに普通のマッチは一度水につけると、乾いても頭薬がボロボロになって火が着かない。気温が低くてライターでは発火しないような環境下でもマッチは着火する。また、川に落としたり、汗で濡れたりという時役に立つから、軍隊とか登山者がアウトドアで使うのがこの防水マッチである。
1988年まではブライ&メイ社のオーストラリア工場で、その後パプアニューギニアの工場で作り、1994年からはフィリッピンの工場で生産した防水マッチが全世界のアウトドア生活者に供給されている。
防水加工をした耐水マッチと言うのが表現として適当かもしれないが、欧米での呼称 water proof matches を訳して防水マッチという呼び名が一般に定着した。
(写真のラベルは日本で貼ったもの)。
黒田 康敬
1999年11月17日